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秘密基地で大興奮!! 金岡博士が創る、人に優しい未来

VALUのユーザーにスポットをあてるVALU x note インタビュー。
今回はこの人、人機一体の「金岡博士」が登場です。(「博士」とちゃんと名刺に書いてあります!)滋賀県に、その名も「秘密基地人機一体」が竣工したということで、いろいろ聞いてきました!

感じた違和感「ドラえもんって気持ち悪い」

ここが「秘密基地人機一体」です。建物からしてすごい…。

いたー!! 博士!!!

——金岡博士は、なぜVALUをはじめたんですか?

金岡:2017年の夏に、堀江貴文さんと対談させていただく機会があって。堀江さんのことをいろいろ調べていくと、「VALUを始めた」と彼が発信していたんです。調べてみたら面白そうだったので私も登録しました。

——この「秘密基地人機一体」もすごい建物ですし、パンフレットにもまず「ミッション:あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」と……。すごいインパクトですね。やはり博士のマッド……いや、人生観なのでしょうか?

金岡:ははは。そんなことはないですよ。中学高校と公立でしたし、自慢できるほど裕福でもなければ貧乏でもない。特別大きなイベントもなく、なんとなく抑圧されて過ごしていました。その抑圧も思春期の若者なら皆同じように感じる程度のもので、耐えきれなくてバイクを盗むほどでもなかったですね。攻殻機動隊やガンダムは好きでしたが、特別マニアックに好きなわけでもありませんでした。

——(あれ、なんか普通だな…。)大学で特別な研究をされていたとか?

金岡:大学入学当初は化学をやっていたんですが、あまり興味が持てなくて。もっと真剣にやっていれば面白くなったんでしょうけど、その努力が私には足りなかった。 消去法的にたどり着いたのがロボット工学だったんです。研究を始めたのが24歳と人より遅かったので、さすがに焦って一生懸命勉強しましたね。勉強していくうちに面白くなっていったんですけど、いつのころからか「僕が子供のころに考えていたロボットはコレジャナイ 」って思うようになったんです。プログラムされた機械と話して何が楽しいんだろうなって。

――最近だとロボットって聞くと、AIBOやペッパーを想像しますよね。

金岡:多くの人はそうでしょうね。でも私は、機械に人格を、しかも疑似的に与えることが、人間の抱える問題を本質的に解決するとはどうしても思えなかった。だって、ドラえもんって気持ち悪くないですか?

――ドラえもんが気持ち悪い…?

金岡:誤解されると困るのですが、「ドラえもん」という「物語」や「キャラクター」は私も好きですよ。

――「物語」も「キャラクター」も好きなのに、気持ち悪いんですか?

金岡:「のび太の人生に思いっきり影響を与えている」のが気持ち悪いんです。そもそも藤子・F・不二雄先生が「ドラえもん」という物語で伝えたかったことは、人間とロボットの関係性のシミュレーション、みたいなSFではないはず。それを誤解して「ドラえもんのような自律ロボットを現実世界で実現しよう」となると話は全く別。気持ち悪いです。

現実世界において人と自律ロボットが相互作用したとき、ハッピーエンドになる保証は全くない。良い影響を与える可能性があるならば、悪い影響を与える可能性もある。それは表裏一体で、どちらかだけということはありえません。プログラムされた機械が、意思があるふりをしていろいろと人生に干渉してくるわけですよ。相手が人ならお互いの人生があってお互い様。良い影響だけでなく悪い影響も受け入れざるをえない。でもロボットの場合は、相手に責任も義務も何もない。

――車の自動運転でも、同じような議論がありますね。事故が起きた場合、責任の所在はどこにあるのかという。

金岡:そういうことです。人型ロボットになると、さらに問題が複雑化します。人型ロボットの怖さは「いかに相手の感情を動かせるか」ということが商品価値と直接結びついているところです。例えば「このロボットかわいい!」と感情を動かされたことが、購買意欲に繋がる。そして、強く感情を動かせば動かすほど、相手をコントロールしやすくなる。人の感情をロボットを通して容易にコントロールできるようになったときの恐怖。それがたいていネットに繋がっていたりするので、さらに怖い。

人機一体が造る のは
「道具としての巨大ロボット:人型重機」

――では、人機一体がつくるものは、わたしたちが思い描く「ロボット」とは別物なんですか。

金岡:おそらく技術的には一線を画していると思います。我々がいう「人型重機」は、現在の重機の延長線上にあるものではなく、また空想世界のロボットでもなく、現実世界のロボットが重機の属性を持ったもの。2018年現在、上半身試作機と下半身試作機がそれぞれ9割方完成し、ロボットが実現可能か調査・実験を繰り返している段階です。

上半身試作機は「MMSEBattroid (エムエムエスイーバトロイド)」といい、現行バージョンは1.1。下半身試作機は「パワーペダル」、現行バージョンは4.1です。それぞれ2メートル超の大きさなのですが、上半身と下半身とでは必要とされる技術が異なるので、別々に検証しています。予定では2018年度中に上下別々での検証を終えて、2019年度には約2メートルの人型重機の初期試作機を、2020年度には4メートルの人型重機の実用化試作機を造ろうと考えています。

――人機一体は「人型重機」にとてもこだわりがありますね

金岡:はい。我々の人型重機は、現実世界のロボットが重機の属性を持ったものです。ロボットであるなら、器用で繊細な作業もできなければならないし、人型「重機」というからには重作業ができなければならない。できればロボットとしては電動アクチュエータ(モータ)を使いたい。器用で繊細な作業は電動アクチュエータで比較的容易にできます。でも、電動アクチュエータで重作業をするのは、かなり難しいのです。分かりやすい例を挙げると、電動アクチュエータを使ったロボットで、固いものを殴ることはできません。

――え、ロボットって殴れないんですか? 戦隊モノの番組に出てくるロボットって、めっちゃ殴りあってますけど。

金岡:今の技術だと壊れてしまいますね。ロボットを動かすのに必要な電動アクチュエータには、ほぼ全てに減速機(ギア)が使われているんですけど、この減速機がとても壊れやすくて。衝撃があるとすぐにやられてしまいますね。電気を使用する精密機械なので水も苦手ですし。

――そう考えると重機ってよくできてますね。ガンガンぶつけても平気だし、ずっと野ざらしでも大丈夫。

金岡:本当にそうですよね。今のロボットはすごくセンシティブな機械なので、私たちは「精密かつ乱暴に扱えるロボット」としての人型重機を目指しています。一部が壊れてもちゃんと動く、壊れたとしてもパッと部品を交換してすぐに使えるし、そもそも壊れにくい。電動アクチュエータと減速機というオーソドックスな構成を踏襲しつつ、独自技術を加えることで、そういうロボットを造っていきたいですね。

――人型重機はどのように私たちの生活に溶け込んでいくのでしょうか。

金岡:「一家に一台」みたいなのは考えてないですね。目指す世界観は『機動警察パトレイバー』。人型巨大ロボットは「レイバー」として一般的になってますけど、個人で持つ人はほとんどいない。ショベルカーなどの重機と同じように、世の中には普及していても取り扱う人は少数という感じ。

——(マッドサイエンティストっぽい風貌だし、「悪役博士」みたいなヒールキャラだと思ったけど、すごく穏やかな方だな…)

金岡:さ、では、そろそろ実際に体験してみますか?

——はい!!

扉を開けてワープゾーンを抜けると、その向こうには…

熟練度がそのまま伝わる人型ロボット

金岡:こちらがスレーブロボとマスタロボです。スレーブロボはいわゆるロボット本体、マスタロボはいわゆるコックピットです。

マスタ


スレーブ

――エヴァンゲリオンのなかで見たことありますよ、こういうコックピット!

金岡:
実際に動かしてみますね。

博士がVRゴーグルをかぶり、レバーを静かに動かすと、自由自在にロボが稼働!


――動き始めると本当に生きてるみたい! 頭が動くのも可愛いですね。

金岡: このロボットは、操縦者の熟練度がそのまま反映されるんです。攻撃的な早い動きも撫でるような優しい動きも、それは操縦者の力加減。機械側の設定は変更してないんですよ。握手してみますか?

――ぜひぜひ! あ、けっこう重いんですね。でも、機械と握手してる感じがしないです。ちゃんと手に意思があるというか。

金岡:手を握られてる感覚は、ロボットを操縦している私のほうにも伝わってるんですよ。力の強弱までわかるんです。

――なんだか不思議ですね。視界はどんなふうになってるんですか。

金岡:ロボットが実際に見ている世界が見えてますよ。後ろを振り返ると、自分の視界の中に操縦してる自分が見えるんです。

――めっちゃすごい…!

金岡:よかったら運転してみますか?

――いいんですか。

金岡:ぜひ。体験していただきたいので。

ロボットパワーは人の○○倍!

――し、失礼します…ドキドキします。

金岡: 操縦のコツは、ロボットの手先の力を、ロボットの関節構造を考えて上手く操ることですよ。

レバーを軽く前に押すと、その方向にロボットの腕がすぐに動く。直感的!

――こんなに大きな機械を動かしてるのに、レバーってこんなに軽いんですね!

金岡:あまりにもスムーズに動くので自分の力で動かしてるような気がするんですが、もちろんマスタもスレーブも、電動モータを使って100%機械の力で動かしています。だからこそ、これだけ大きな体を動かすことができるんです。

――ロボットの力って人間の何倍なんですか。

金岡:今は約20倍の設定ですね。なので、1/20の力でロボットを動かせるんです。この倍率もリソースに応じて自由自在。スレーブロボットにパワーがあれば、何千倍、何万倍にも拡大できます。ちなみに首の振りは2倍角になってます。左右に首を振ってみてください。

―― 本当だ! 自分が90度真横を向くと、ロボットの後ろで操縦している自分を自分が見てる……。なんだか幽体離脱してる気分です(笑)。

金岡:握手してみましょうか。優しく肘を曲げられますか。

――こんな感じでしょうか…。

金岡:いいですね。スレーブに力を加えます。

――うわ、コックピットにいるのに、本当に握ってる感じ! 不思議ですね。

金岡:今度は、動かないようにスレーブを押さえつけると…。

――コックピットのレバーも動かせない。こんなにロボットって繊細なんだ…。

金岡:こういった感じで力の伝達ができるんです。たとえば作業をしていて肩が何かに引っかかったとか、手が何かに触れているとかもわかる。視覚だけでなく、感覚としてわかるということですね。

——VRの没入感、直感的な操作による人体の拡張、ロボットとの一体感……ロボットアニメのコックピットそのもの。まさに「人機一体」という感覚です!

秘密基地には未来がある


――ロボット特撮のヒーローになったみたいでした! …… あの、金岡博士には申しわけないんですが、私、特別ロボットが好きじゃないんですよ。

金岡:ははは(笑)。わかります。

――それでも、実際にロボットに乗せていただいてすごくワクワクしました!

金岡:私たちは、機械が好きじゃなくても家電は使いますし車にも乗りますよね。知らず知らずのうちに、先端技術の恩恵を受けてるんです。同じように、ロボットが日常に普及した未来が必ずくる。ロボットはあくまで道具ですから、必ずしも原理を知らなくてもそれなりに使いこなせるものが理想的。人型重機も「実際に動かせばわかる」機械にするつもりです。

――たしかに。話を聞くだけではあまりピンとこないかもしれませんね。自分で動かしてみないと!

金岡:だから、本当はVALUERさんには、記事を読んで興味を持ってもらったら、直接この秘密基地へ来て体験してほしいんですよ。

――体験ってことは、一般の方もロボットに乗れるということですか!?

金岡:そうです。そういうイベントを企画していこうと思ってます。とにかくここまで来てもらって、体験してもらいたい。「ここには未来がある」「この未来を実現するためだったらVALUを買おう」と思ってほしい。

――人機一体が作るロボットのある未来に参加できる、ということですね。

金岡:「このロボットは、俺のVALUでできてるんだぜ」みたいになったら、ワクワクするじゃないですか。この秘密基地も、我々の想いを、理解のある投資家や企業の方々に共有してもらってできたもの。今度はそういう想いを、VALUER一人ひとりと共有していきたいんです。

我々が創っている「未来」は、誰かひとりのものじゃない。その未来をできるだけ良いものにするために、少数の大口投資家だけではなく、多くの人に少しずつ支えてほしい。定期的に体験会をすることによって、そういう想いの共有を増やしていきたいんですよ。人機一体のVALUは、「人型重機のある未来」を誰よりも早く感じ、その未来へ加速するためのチケットだと思ってもらえれば嬉しいです。

――ステキなVALUの使い方だと思います。

金岡:私たちが造っているロボットって、数か月単位でどんどん変わっていくんですよ。だから1回来たら終わりじゃなくて、3ヶ月とか半年とか定期的に来るたびに違うものを見ることができる。「ロボットをどんどん良くしているのが自分のVALUなんだ」と感じてもらえると思うんです。また、持っているVALU数が違うのに権利が同じだと面白くないので、VALUをたくさん持っている人のほうが発言権あるようにしようか、とも考えてます。人型重機のデザインや名前は、案を募って投票制にしてもいいかも。

――意志決定に携わるのは魅力的ですね。

金岡:実際にロボットを見てもらって触ってもらえさえすれば、面白いと思ってもらえる自信はあります。この秘密基地に行きたいと思ってもらえるように、まずは我々、人機一体に興味を持ってほしい。ロボットを使ったゲームみたいなことをしてもいいですね。ポイント制にして、何点以上とったらライセンスあげますって。来てもらった人に楽しんでもらえる仕組みづくりをしていきたいですね。

——楽しみにしています!ありがとうございます!

[おわりに]
当初、ヒールなマッドサイエンティストかと思われた金岡博士は、とても柔和なお人柄でした。

その情熱が注がれている「人機一体」を操作した感動は、まさに体験してみないとわかりません。

このワクワクを、みんなが共有できる日が、近いうちに来るかもしれません。
ぜひ、金岡博士のVALUをチェックしてみてください!


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株式会社VALUでは、『評価の基準を変え、お金の流れを変え、フェアな世界をつくる』というミッションのもと、“VALU”と“Fundish”という2つの挑戦的なフィンテック事業を手がけています。現在、一緒に働く仲間を募集中しています! https://valu.is/
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